【海外富裕層がコッソリ行う】金融危機に備える資産保全術とは?

Home 9 資産運用・資産保全 9 【海外富裕層がコッソリ行う】金融危機に備える資産保全術とは?

最近のコロナウイルスによる市場のパニックを始め、金融危機はいつでも、どんな理由でも起こりうります。不況、世界的な疫病、戦争、政変など、市場は急変する可能性があり、それに備えておく必要があります。例えば、資産をまるですべての卵を一つのカゴに盛るようにすると、金融が混乱した際に不都合が生じる可能性も0ではありません。政府があなたの富へのアクセスを制限する可能性があるからです。また世界を完全に終わらせるような経済崩壊が起こる可能性は0ではありません。

そこで何が起きても大丈夫なように、グローバルに分散しておくことが大切です。私たちはグローバルにつながった世界に住んでおり、従来の株式や債券の分散投資の枠を超えることが求められています。今回、経済崩壊に備えて、資産保全を行っていくにあたりやるべきことを紹介します。今後も市場や通貨、資産価値が大きく下落する時期が来る可能性があるので基本的な予防策を講じることは、常に良いアイデアです。

 

経済崩壊とは何か?

資産保全を行うためのアクションリストを作成する前に、経済崩壊とは何かを定義しておきましょう。経済崩壊の定義は人それぞれであり、その定義によって、経済崩壊に対して何をすべきかが変わってきます。もし株式市場が50%下落したら、生活はどうなるでしょうか?その原因は何でしょうか?金融危機はいつまで続きますか?この危機の間、あなたはどこに住み、どこで働き、子供をどこの学校に行かせますか?

もし大幅に下落した際には、あらゆる資産クラスが大きな打撃を受けることを危機と定義しています。2008年の大不況では、あらゆる種類の株式が打撃を受けました。毎月の事業収入の一部をドルコスト平均法で米国の投資信託に投資して、それだけで資産は問題ないと思っていた人もいたかもしれません。不況時には、残念ながらアメリカの投資信託だけでは分散効果があまりありませんでした。不動産価格も暴落しており、逃げ場がない状態でした。ただし、海外は別です。

 

多くの市場が景気後退の影響を受けた一方でカンボジアなどの新興国の市場は上昇しました。 貴金属が急上昇していきました。外貨もまた経済が回復するにつれて、今後数年間、米ドルを上回るパフォーマンスを示すことになるでしょう。あなたの 資産保全に向けたプランは、月々の請求書、借金の額、住む予定の場所など、個々のニーズによって異なります。ここでは、成功した起業家や投資家が次の金融危機を和らげるために、理にかなった提案をいくつか紹介します。

 

1.外貨を保有する

ここ数年、多くの外国通貨は対米ドルでうまくいってませんが、状況は常にそうであったわけではありません。過去10年間は、米ドルは多くの通貨に対して実際に弱かったです。一方、シンガポールドルは安全な通貨とされ、ドルよりも高い利回りを実現し、ドルが下落した場合のヘッジとして機能します。イギリス・ポンドもヘッジとして悪くないかもしれません。さらには、ジョージア・ラリは最大12%の金利がつき、地政学的な分散効果も期待できます。

全体として、オフショア預金口座で外貨を保有することは、リターンを増加させる素晴らしい方法です。マイナス金利に対抗する 金融危機や迫りくる経済崩壊に直面したときに、政府や中央銀行が好んで実施します。

 

2.代替通貨を保有する

複数の不換紙幣を保有するだけでなく、以下のような代替通貨も保有する必要があります。 金や銀などを保有する必要があります。トルコ、コロンビアなど新興国の中央銀行は、近年、金融崩壊時に自国経済を立て直すための安全資産として金を備蓄しています。金と銀を保有することは、世界市場のパニックに対するヘッジになります。

もし金などの貴金属を保有する際には、中立的な国での保管をお勧めします。中でも、 シンガポールをお勧めします。また金貨や銀塊を自宅に保管しておくのもよいでしょう。世界が終わり、すべての人が銀貨でパンを買わなければならなくなることはまずないですが、次の金融危機に対するヘッジとして現物資産を持つことは、経済的危機に備える良い方法です。

 

3.オフショア銀行口座を持つ

手持ちの現金のうち、一部を海外に置いておけば、安全性と冗長性が確保されます。オフショア銀行口座の開設は、他の通貨への分散投資、新しい投資先へのアクセス、資産保護を実現するだけでなく、政府からあなたの現金を守る合法的な方法です。

世界中の銀行のデビットカードを何枚も持っていれば、買い物をしたり、ATMから現金を引き出したりするのに使えます。また海外のプライベートバンクであれば、預金が全額保証される無限責任で、なおかつ様々な金融商品にアクセスできますので資産保全するにあたり最も優れた場所と言えるでしょう。

 

4.収入の危機を回避する

金融危機への備えるには、どこにでも持ち運べる収入を得ることです。投資収益を複数の場所から得ることも可能です。賃貸物件のすべてが一ヶ所に集中している場合、現地で何かが起これば、すべての物件で大きな打撃を受けるかもしれません。異なる国の不動産やREITに投資していれば、より万全な備えができます。海外では、分散投資の選択肢が数多くあり、しっかりとしたアセットアロケーションストラテジーが必要です。金融危機が起きたとき、1つの固定された場所で働いたり、ビジネスを行っていたりすると影響を受けます。

1000万円以上の収入を持つビジネスマンがいましたが、セキュリティ上の脅威やパンデミックによってオフィスが閉鎖されたため、収入を失ったことがあります。なので、どこにでも持ち運べるビジネスモデルが理想です。

 

5.流動性の維持

現金を持つことは、次の金融危機を乗り切るための最良の方法です。現金にはさまざまな形態がありますが、流動性を維持することで、顧客の獲得が難しくなったり、請求書の支払いができなくなったりした場合にビジネスの落ち込みを乗り切ることができます。手元に置いておいた現金でビジネスを継続し、チームメンバーに給料を払い、家族を養うことができます。

 

6.政府の退職金口座を避ける

経済が破綻すると、破綻した政府はその資金を他の支払いに充てようとします。最近の歴史では、経済が破綻すると政府は喜んで、他の支払いに充てようとして年金を切り崩すことがあります。多少リターンが下がっても、自分のお金をコントロールできる方がいいです。退職金口座へのアクセスに関する法律は、いつでも変更することができます。法律によっては、過去にさかのぼって適用されるものもあります。

 

金融危機への備えを今すぐ

経済崩壊が起こるかどうかは別として、今、経済崩壊に備えることは、将来にわたってあなたのお金を守り、増やすことにつながるのです。金融危機の際にあなたの財産を守るのと同じ戦略は、他の部分でも良い影響をもたらしてくれます。合法的に税金を減らし、ビジネスに利益をもたらし、投資を多様化し、良い時代の旅行の特権を拡大することにも繋がっていきます。

n202306-banner

【相続税が非課税!?】最強の節税スキーム公益財団法人とは?

公益財団法人は、特定の公益目的を達成するために設立される法人です。公益目的は、社会全体の利益に寄与するものでなければなりません。公益財団法人は、その目的を達成するために、寄付や遺産などの資金を活用します。...

【日本人が知らない】モナコのプライベートバンクの秘密

モナコのプライベートバンクは、富裕層のニーズに対応するユニークで高級な金融サービスです。資産運用、プライベート・ウェルス・マネジメント、財産設計、ポートフォリオ・アドバイスなど、幅広いサービスを提供しています。モナコのプライベートバンクを利用する最大のメリットは、その厳重なセキュリティです。...

東南アジアで最も住みやすい都市トップ5!

今回は、フロンティア市場や遠く離れた場所での投資や起業に適している場所について紹介していきますが、最高の待遇を受ける場所に行き、素晴らしいライフスタイルを送ることが重要です。楽しく暮らせる素敵な場所を見つけたい!ということで、東南アジアで最も住みやすい都市トップ5をまとめました。特に若い起業家、若い家族、低予算で起業する人にとって、東南アジアは世界の他の地域に比べて比較的安いので、とてもいい場所で...

【日本の保険よりも遥かに上!?】アメリカの生命保険の実態

アメリカの生命保険は、世界の他の国と比べても優れた保障内容となっています。また、保障額も他国と比較して高額なものが多く、日本円で1億円の保障が得られる保険もあります。これは、家族や大切な人を守るための保障を求める人にとって、魅力的な機能です。 アメリカの生命保険の主な特徴  柔軟な保障オプション -...

投資・プライベートバンクでどれだけの利回りを狙えるか?

投資やプライベートバンクでどれだけの利回りが得られるか気になる方も多いと思います。 前半では投資、後半ではプライベートバンクでの資産運用による利回りについて解説します。投資から得られる利回りの額は、資産の種類や投資期間など、さまざまな要因によって異なります。...

【必見!】米国銀行口座の知られざる秘密とは?

アメリカには多くのビジネスチャンスがあり、世界経済をリードする超大国であるという認識は、誰にも共通していることでしょう。もし、皆さんが最高の銀行を求めるなら、アメリカ内に様々な選択肢があります。しかし、アメリカで銀行口座を持つにあたり、いくつか注意すべきこともあります。例えば、アメリカに口座があれば、1回も入国しなくても税金から取られてしまいます。...

海外富裕層がコッソリ利用するファミリーオフィスとは?

ファミリーオフィスは富裕層の家族を対象としたサービスです。資産の運用・保全、相続、教育、医療など多分野に関して専門家のチームを組んで課題に対処していきます。 私たちの目標は、お客様とそのご家族が安心して将来を過ごせるようにすることです。...

【海外節税のTips】タックスヘイブンのメリット・デメリットを徹底解説!

税制は各地域で大きく異なります。世界の中でも特定の国々は、自国の税制対象者および/またはその地に拠点を置くオフショア企業、信託、その他の金融機関に対して、数多くの税制上の利点を提供していることでよく知られています。...

投資やプライベートバンクの資産運用で失敗する可能性はあるのか?

今回の記事では投資やプライベートバンクが失敗する可能性があるのかについて見ていきます。投資では、お金を増やすことができる可能性があります。しかし、同時に失敗する可能性もあります。 投資を行うには、ある程度のリスクを負うことになります。...