日本では残念ながらパスポートの2つ持ち(二重国籍)は認められていませんが、外国籍に変更手段もあります。日本国籍を喪失することになりますが、現地国に帰化して、長期移住することも可能です。実は、居住者としての資格を得るために長期間住む必要のない国が世界には沢山あるということです。
家賃を貯めて、現地国に少しだけ滞在し、数年後にパスポートを取得するために戻ってくることが可能です。しかし、何年もかかりますし、もちろん必ずパスポートが貰える保証もありません。 では、帰化のスピードが速い国をいくつか紹介します。
最短2年での帰化が可能な国はいくつかありますが、アルゼンチンはその1つです。アルゼンチンでは、年間で6カ月以上をアルゼンチンに滞在する場合、わずか2年で国籍取得が可能です。実際アルゼンチンでは、2年以上滞在している不法滞在者を帰化させた例もあり、かなり寛容です。このように、アルゼンチンでの生活に時間を割くことができるのであれば、国籍取得は簡単です。
もう1つの選択肢はドミニカ共和国です。ドミニカ共和国は明らかにパスポートの質は劣りますが、米国には近いです。最低限の投資をすることで、ドミニカ共和国の居住者になることができ、そこで時間の一部を過ごし、わずか2年で帰化の資格を得ることができます。
最後の選択肢は、ペルーです。1年に6ヶ月以上ペルーに滞在すれば、わずか2年で帰化することができます。ペルーとアルゼンチンは、フランスやドイツなど、ヨーロッパのシェンゲン協定加盟国のすべてにアクセスできるので、非常に優れたパスポートになっています。
また、パラグアイでは、3年間滞在することでパラグアイの市民になることもできますし、ロシアに行けば、ビジネスを始めて少しの税金を払えば、最短3年でパスポートを取得することができ、これもかなり良いパスポートです。家族と一緒にウルグアイに住むのであれば、最短3年でパスポートを取得することができます。独身の方は5年かかりますが、家族の誰かがいれば3年でウルグアイ人になれます。
ウルグアイは、ビザ免除プログラムで米国へのアクセスが可能になる次の国の1つかもしれません。つまり、米国に容易に行き来するパスポートが欲しいのであれば、ウルグアイが最善の策となるでしょう。唯一の課題は、今後3年間、大半の時間をウルグアイで過ごすことになリマス。
つまり、他国のパスポート取得は、常にトレードオフの関係にあり、保証はありません。どの国も2年や3年でしっかりと帰化しなければならないわけではありませんが、少なくともこれらのプログラムを利用すれば、どのくらいの期間がかかるのか、数年でパスポートを取得できるのかを早く知ることができます。