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August 13, 2007
中学受験 柔軟な考えと工夫Ⅱ
今回は2007年度入試問題より考えてみましょう。やはり、「数の性質」「規則性」そして「場合の数」と言った調べ物が多いのが近年の入試傾向です。つまり、どの受験生も何年も受験勉強を経てきているため、一般的な単元は解けて当たり前。結局差がつかないのでしょう。すると、与えられた条件に沿って的確に答えにたどりつけるかどうかを探ってきています。それでは、今回は【武蔵中学校】と【桜蔭中学校】の算数の問題を見てみましょう!
■武蔵中学
・42で割っても、56で割っても2余る4けたの整数のうち最も小さい数は( )です。
→ 求める数は42と56の公倍数よりも2大きい数で4けたのうち最も小さいものです。最小公倍数は168です。つまり求める数は・・・ 168×6+2 ≧ 1000 により、1010となります。
<解説>一瞬、特に特別な問題ではないような印象を受けます。しかし、ここには2つの落とし穴があります。1つ目は公倍数です。最小公倍数を求める段階で42も56も7の倍数であることに気がつくかどうかが分かれ道。次に求める数が4けたの最小です。普通は3けたが多いのですが、この問題は4けたになります。よく問題文を読まない受験生はここではじかれた問題になるでしょう。
□桜蔭中学校
・立方体に1~6までの目がかいてあるサイコロがあります。次のルールで「すごろく」をおこないました。
スタート・・・・・・・・・・・・・・・・・ゴール
○ → ○ → ○ → ○ → ○ → ○
「すごろく」のルール
最初スタートにいて、サイコロをふり、出た目の数だけ矢印の向きに進みます。ただし、出た目の数だけ進むとゴールを超えてしまうときは、サイコロをふった場所にそのまま止まっていることにします。ちょうどゴールについたら、あがりとなります。
・A君は、ちょうど2回サイコロをふったあがりとなりました。A君の2回の目の出方として考えられるものをすべて書きなさい。解答らんは全部使うとは限りません。
→ 1-4、2-3、3-2、4-1、6-5
・B君は、ちょうど3回サイコロをふってあがりとなりました。B君の3回の目の出方として考えられるものは何通りあるか答えなさい。
→ 1-1-3、1-2-2、1-3-1、1-5-4、1-6-4、2-1-2、2-2-1、2-4-3、2-5-3、2-6-3、3-1-1、3-3-1、3-4-2、3-5-2、3-6-2、4-2-1、4-3-1、4-4-1、4-5-1、4-6-5、6-1-4、6-2-3、6-3-2、6-4-1、6-6-5 ・・・ の25通り。
<解説>さすがに桜蔭です。ゴールを超えてしまう数が出たときはそこにとどまるという条件が付加されています。よって、最初の問題で 6-5 が考えられ、後半の問題でも -5や -6が考えられます。入試初日の2月1日にこの条件を見落とさずに冷静に答えられるかどうかがかぎとなる問題です。言い換えれば、これぐらいの条件にも的確に答えられないと桜蔭には合格できないということでしょうか。
投稿者 yoshinori_y : August 13, 2007 12:00 AM