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July 20, 2007
きっかけづくり
小さいころ気がつくとピアノ教室に通っていました。優しい先生もいればすぐに怒る先生もいました。当時は天使と悪魔という表現で識別していた記憶があります。とにかく、楽譜に沿って淡々と練習することが嫌で嫌でしょうがなくて、定期的にやってくる確認テストや発表会が近づくとそれはもうブルーな日々の連続でした。その頃は音楽とは自分にとって苦痛の何物でもないという印象でした。
ところがある先生との出会いによって全てが覆されます。それは小学校4年生から音楽を担当した先生との出会いです。とにかくユニークな先生で授業は「音を楽しむ」ことを何よりも大切にし、クラッシクのイントロ早押しゲームを毎回行うのです。これは大いに盛り上がりました。音楽室全体に静寂が訪れ、その数秒後に「ジャ~ン!」と鳴った瞬間、あちらこちらから早押しの合図。これが毎回待ち遠しくて、いつの間にかクラシックのシリーズを何枚も揃え、学校から帰ると何度も何度も聴く毎日でした。
そんなきっかけでそれからは音楽の世界に徐々にはまっていき、鼓笛隊では民謡をアレンジし、市の大きなお祭りに出演し、高学年では新しく導入されたトランペットでパレードやイベントのファンファーレを担当、いつしか高校・大学ではバンド活動に染まっていくのでした。
子どもは些細なきっかけでそれまで苦手だと思っていたことを急に克服することもあるのです。10歳や12歳で苦手意識を持たないように、大人が口に出して「君は苦手だ」などど言ってはその子の人生にとって大きなハンデになることもあります。よほど言葉を選ばないといけませんね。
この夏は子ども達と可能な限り時間を共有し、何かのきっかけになるような場面に遭遇したいと期待しています。また、それがこの仕事の最大の楽しみでもあります。
☆夏もやります! hotline 『記述道場』
投稿者 yoshinori_y : July 20, 2007 12:00 AM