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July 16, 2007
中学受験 夏の学習について
いよいよ40日間の夏休みが迫ってきました。中学受験生にとっては長くて短い夏の40日間です。つまり、各教科の担当者は生徒一人ひとりにあれもこれもともりだくさんのメニューを考えます。つい、その子を思う愛情から気がつくともりだくさんになることもしばしばあります。しかし、現実的にはあれもこれもと欲張りすぎてもかえって中途半端になることもあるものです。結局は大人の欲と子どもの能力の温度差というものがこのギャップとなります。
大人の考えでは1学期にやったことだからこの夏にもう一度復習しておけば大丈夫だろうと思います。ところが意外にできないものです。具体的には今年2月~3月に学習した範囲も徐々に消え始めてくる時期です。約半年近くその範囲の学習から離れると大人でも忘れるものです。そういう意味でも、この夏は思い出すものとさらに応用・発展に進むものに分かれると認識しましょう。でも、ここで大事にしておきたいことは、算数や理科計算分野の理屈をいい加減にしないということです。子どもは段々と学習量が増加してくると、無機質な取り組みになる場合があります。
これは、ただ単に演習量だけを課し、内容によって立ち止まる柔軟な取り組みをしない場合に起こります。しかし、近年の入試問題は単なるパターン演習とは異なる出題傾向が増加しています。ちょっと、立ち止まって考える問題、今まで見たことのない新傾向の問題など一つひとつの精度が要求されています。自分が感じたこと、自分の考えや意見を自分の言葉や図で示すことはある意味、プレゼンテーション能力でもあります。さらにはコミュニケーション能力でもあります。これからの入試はこの2つの能力が必要であり、これは現代の社会が臨んでいることでもあります。まさに大学入試でも同様の傾向です。
だからこそ、この夏は知識の確認や算数の一行問題のようにてきぱきと正確に処理をするものと、作図や作業、記述といったじっくり腰をすえて取り組むものとを区分けして臨んでもらいたいと思います。
投稿者 yoshinori_y : July 16, 2007 12:00 AM