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June 12, 2007
小学生としての学習のベース
社会は4年生~5年生の夏までは『地理』を学習します。5年の秋以降は『歴史』に入ります。そして、6年の春以降は『政治』になります。全体的な入試傾向としては社会の中心は『歴史』に比重がかけられています。残りを『地理』と『政治』で分けているところが多いようです。
さて、子どもたちの傾向ですが、年々『地理』を嫌う子が増えています。確かに『歴史』のようにストーリー性が少なく、『政治』のように覚える領域が狭いわけでもなく、なかなかつかみどころがないのかも知れません。さらにもう一つの原因を感じています。以前「地図が読めない○」という本がヒットしましたが、地図が読めない子が増えていることもまた事実です。特に、地名から索引でページ数、方向、位置を確認して探し出すことにとても手間がかかります。しかし、PCの▲マップだとわずか数秒でマウス一つで探し出すことが可能です。
携帯電話の普及などで人と人との直接的な関わりが減少し、人間関係がとても希薄になりました。そして、PCその他の普及などによってアナログ的な学習の手段も激減しました。辞書で言葉を調べる、地図で場所を探す、百科事典で調べたい事柄を探求することがとても減っています。さらに三角定規やコンパスを使うこともおぼつかない子も増えています。コンパスで軽く円が描けないようです。三角定規を使って平行線を引くことも上手にできません。つまり、その用途によって使うツールを選択する、そのツールによって調べ方、探し方を変えるさまにアナログ的な取り組みが苦手になってきているようです。いや、単に慣れていないのでしょう。
これらのことは私達塾の指導者に限らず、多くの私立学校の先生方も同じ認識のようです。そして、これら本来であれば小学生の時期に当たり前に習得しておくべき事柄でもあり、本来は塾でもあるいは受験用の参考書や問題集にも載っていないこともたくさんあるのです。だからこそこれらの分野に焦点を当てる入試問題も実際に見られます。
まずは学校の学習、教科書の内容をきちんと定着させておきたいものです。何か、受験勉強は塾でやればいいんだ、というような風潮が子ども達から感じられます。しかし、前述しましたように、ベースは学校での6年間の学習です。決してないがしろにはしてほしくないと思います。小学生にとって知っているつもり、知っているふりほど怖いものはありません。
ご家族の団欒のとき、食事のとき、何気なく学校での授業の様子を聞いてみてください。意外に驚くようなことが日々繰り返されていることもないとは言えません。修正はお早めに。
投稿者 yoshinori_y : June 12, 2007 12:00 AM