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May 04, 2007
小学生の学習時間と学力の関係 Ⅱ
今日は小学生の勉強の仕方についてお話ししましょう。
よく勉強しているわりに成績が上昇しない、たくさん塾に通っているのに成績がかんばしくないという悩みは決して少なくはないようです。さて、いったいなぜなのでしょうか。
まずこの最も多い原因は勉強の仕方に問題があるようです。つまり、親は最も記憶に新しい自分達の大学受験のことを思い出します。つまり、○○大学のアカ本や△△先生の□□大学合格突破予想問題集のような合格のためのツールを上手に使って取り組み、その取り組んだ種類や時間数に比例するように合格していくものです。この感覚で中学受験とわが子の様子を対比します。ところがそこに落とし穴があるのです。
大学受験は18歳で挑むハードルであって、中学受験はまだ12歳という年齢で挑まなければなりません。ここに6年間という大きなズレがあるのです。と言うことは、大学受験におけるノウハウが当てはまらない受験であるということなのです。その最も大きな違いは合格のためのテクニック重視の大学受験と、考え方・プロセス重視の中学受験にあります。具体的には回答方法です。今やマークシートが主流の大学入試に比べ、中学受験では年々記述式が増えています。それほど、受験生の学力差が小さくなっているとも考えられます。単なる知識では差がつきにくく、逆に理由や説明、解法を書かせるもので差をつけさせるというのがこれからの中学受験なのです。
よって、中学受験では一般に書店に並んでいるようなたくさんの本を読んでも、きっと正解は見当たらないでしょう。攻略本があってもそれは単に経験談でしかありませんし、子どもほど、一人ひとりが異なります。隣の子には合っていてもわが子に合うという保障はありません。
最も大切なことはわが子の勉強の仕方を確認することです。塾での授業をどのように受けているのか、聞いているのか、ノートには何をどのように書いているのか、あるいは隣の席や前の席はどんな子なのか、それだけでも授業の受け方に変化が出るものです。そして、どの子にも共通することは正しい学習法を身につけていない場合が多いということです。
例えば、漢字の覚え方や計算の仕方からです。意味や用法を理解して正しい筆順で覚えているか、計算の検算の仕方を知っているか、線分図を描いてから式を立てているか、本文を読んでいるつもりがただただ目で追っているだけになっていないかなど、そのチェック項目はたくさんに及びます。
これらの原因から小学生はただ単に、学習時間や受講時間が多いからと言ってそれに正比例して成績につながらない場合が多いということです。そうではなく、4年、5年で身につけていくことがらが6年生になって徐々に徐々に大きな下支えとなって曲線を描くことが多いのです。
無理な直線をイメージするのではなく、徐々に徐々に曲線のカーブが上昇するようにイメージしておきましょう。

それではまとめです。
1 わが子の勉強の様子をよく見る(でも、口を出しすぎない)
2 解き方や答えを教えるのではなく、勉強の仕方を教える
投稿者 yoshinori_y : May 4, 2007 12:00 AM