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March 30, 2007
急ぎすぎないで
このところ合う皆さんとある話題で一致することがあります。それは人間関係のデジタル化です。直接相手と向き合い、相手の表情、身振り手振りを交えてお互いの気持ちを伝え合うという機会が減っていることへの危惧が最も多いようです。
本来、人と人との係わり合いはアナログです。何度も何度も話し合いを経て、ようやく相手の考え、気持ちが尊重できるようになる、実は、人間だけが持っている高い能力のはずだったのに、年々衰えてきているように感じるのは、どうやら自分だけではないようです。
これが子どもの世界に下りていくとさらに深刻です。「面倒臭い」、「だれだれが嫌い」・・・と、一方的で自分中心で世の中を見ている子が増えているように感じます。つまり、相手の考え、気持ちを尊重しようとする気持ちが希薄になっているように感じることがあります。これが、学習にも大きな影響を及ぼしていると推測されます。それが国語です。作者の気持ちがわからない、登場人物の心理が理解できない、感じたこと、思ったことがない・・・と、これまた深刻です。
何事も加速するばかりの世の中。実績、成果主義、経過より結果を重視する風潮は子どもの世界にも及んでいます。もちろん中学受験でもです。「だって、合格さえすればいいんでしょ!」と、他人の答案を悪びれず見てしまう子、相手より自分を優位に立てようとする術を会得してしまう子ども達がいるようなことを耳にします。これではどんどんすさんでいくような気がします。人と人との間の隙間風。

しっかりとした学力を身につけ、そして育み、さらに志望校に合格するためにも、仕上げの段階までは急ぎすぎないで欲しいと思います。低学年ほどじっくりと取り組ませ、しっかりと考えさせてあげたいものです。毎年毎年、後半に失速してしまう親子が増えています。
投稿者 yoshinori_y : March 30, 2007 12:00 AM