« 中学受験・我が家の教育方針 | メイン | 学校訪問記ⅵ《洗足学園中》 »
March 24, 2007
近すぎず、遠からず
▼わが子のペット化
家庭学習において、どのタイミングで声をかけたり手を出したりするのがよいか、そのさじ加減が難しいようです。声をかけすぎると子どもは「楽」を求め、常に指示を仰ぎます。自ら考えずに指示通りに動くことはとても楽なことです。親の方も、自分の指示通りに動いてくれるわが子に従順さを感じます。
この関係は一種健全に見えますが、実は子どもの「自立」を鈍化させる危険な関係かも知れません。
特に、中学受験で「自立」が遅れると、長年にわたりわが子を管理しないとならないことになりかねないのです。いわゆる、「自立ができない優秀児」を培養してしまうことになります。これは社会の損失と言っても過言ではありません。成功が先か失敗が先か、もちろん失敗をたくさんさせても自ら成功を掴む知恵を養ってほしいと願っています。
▼希薄な親子関係
最近、中学受験でもわが子に無頓着な親が増加しているようです。つまり、全て塾にお任せ、いわゆる「丸投げ」状態のことです。塾に通わせていれば安心と、何か問題が生じるまでわが子の学習や成績に関心を持たないそうです。
この場合、わが子の努力や頑張りは結果でしか推し量ることができません。よって、成績のよい時は問題はないのですが、一度成績が低下すると、とたんに塾の指導体制に疑問を持ち始めたりします。先生の教え方が悪いとか、面倒見が悪いとか、しまいには嫌がるわが子の気持ちを省みず、転塾にいたることも少なくありません。ここに子どもの意思はありません。
中学受験は12歳の受験です。結果以上に勉強する過程と成績の推移を客観的に見守る伴走者がいてこそ、子どもは安心して勉強に取り組めるます。最も不安で心配なのは子どもたち自身です。いつもそばで温かく見守ることが大切だと思います。
○ほどよい距離感○
このように、子どもに近すぎても過干渉になることが多く、距離が開きすぎると子どもは不安になります。いつもこの微妙な距離感を保ってこそ、お互いによい関係が築けるものです。時には離れ、時にはそばに近づき自分達親子にふさわしい距離を見つけたいものです。もちろん子ども達にとって。
投稿者 yoshinori_y : March 24, 2007 12:00 AM